☆☆☆☆☆明石の姐御日記☆☆☆☆

主にガンバ大阪とか。

五線譜のラブレター

映画見てきました。
早速有言実行です。
ズバリ、めっちゃ良かったですよ〜〜。
大のオススメ・・・と行きたい所ですがコールポーターが誰か良く知らなかったらおもしろいかなぁ・・・とか古い映画とかミュージカルに興味が全くない人には退屈かも・・って感じです。
わたしもたいして知っているわけではないのでそれでも楽しめたから万人向きでは有ると思うんですが。
ネタバレしそうなのでたたみます。
 
一言でいえば実在の作曲家コールポーターとその妻リンダの伝記ってことなんですがね。
構成が凝っていて年取ったコールが、自分の伝記ミュージカルを見ていると言う設定。
ミュージカルの作曲家なので伝記の劇中にまたコールポーターの作ったミュージカルシーンが出てくるという入れ子みたいな構成になってます。
爺コールがミュージカルを見ている前提なので劇中の若コールは芝居の途中で踊ったり唄ったりします。タモリの大嫌いな構成ですな(笑)
この劇中のそのまた劇中のミュージカルシーンの歌を唄っているのが豪華ゲストでエルビス・コステロナタリー・コールアラニス・モリセットシェリル・クロウなどなど。
シェリル・クロウは上手かった。



わたしが泣けたのは、コールの作品の初日には毎回成功を祝ってリンダがシガレットケース(カルチェ特製、蓋の裏に作品名と名前が彫ってある)をプレゼントするんですが晩年の代表作「キスミーケイト」の初日にはもうリンダは体が弱ってコールと一緒に見られないんですね。
それで、リンダの代理で一緒に見ていた友達が上演が終わると同時にシガレットケースをコールに手渡す所ね。
その後今際の際のリンダに「リンダポータローズ」と名付けたられた新種のバラの花を一輪ベッドで手渡すとことか。
 
妻のリンダは日本で言うところの糟糠の妻ってことなんですが内職したり質屋に通ったりと言う日本式しみったれた貧乏物語はここには無い!!
とにかくふたりとも金持ちなんだなコレが。
パンフレット買ってわかったんですがふたりとも富裕層の出身でお金の苦労は全く無かったわけですな。
新婚からヨーロッパで遊んで暮らしたりするんだもん。
 
なので妻の支えとか努力と言うのは言わばプロデューサーとしての役割で当時の人気作曲家アーヴィングバーリン(ホワイトクリスマスの作者)をヨーロッパに呼び寄せてコールの曲を聞かせて売り込んだりするわけです。
 
上で書いたシガレットケース、パンフにも写真ありましたが蓋の全面は宝石で埋め尽くされてます・・・。宝石でモザイクになってるんですよ〜〜〜っ。
 
こんなの見ると何でまたこんな国と戦争してたのか・・とまた思うね。
日本人が金持ちになったっていってもたかが知れてるわね。アメリカさんとは底力が違うわ。
それが感想かいっ(笑) 
 
でも見てよかったなー。
リンダ役のアシュレイ・ジャッド、ホントに可愛くてキレイ。久々のハリウッド女優らしい雰囲気です。
あと衣装が素晴らしくて。アルマーニですよ。これも見てて楽しい。
 
もっとちゃんとした映画評はid:fumiya238:20050116#c様でどうぞ。


音楽好きの人、ミュージカルの好きな人は絶対見て損はないです。是非どうぞ!!