☆☆☆☆☆明石の姐御日記☆☆☆☆

主にガンバ大阪とか。

フリーター漂流

話題になっていたNHKのドキュメンタリー。
深夜に再放送していたので見てみた。
 
悲惨。の一言に尽きる。
 
んだけど。
 
わたしは大阪の下町(と言って山の手があるわけではないですが)に生まれ育って
そのこと自体はちゃんと大学まで出してもらったから全然コンプレックスではないのですが
まわりには所謂ホワイトカラーのおじさんなんてひとりも居らずほとんどが工場勤務で「日給月給」で暮らしておられました。
家も粗末だったしインテリアとかそう言う言葉とは無縁でした。
車持っている家も少なかった。あっても商売している家が軽トラック持ってるだけとか。
海外旅行はおろか国内旅行もしたことなかったし。
「庶民」とはそういうもんだと思って暮らしてました。
私が高校くらいのとき「中流」と言う言葉が流行ったんですが、母に「ウチも中流かな」と聴くと「アホな。そこまで行ってない」とのお答えでした(笑)
私(40代半ば)の世代になるまで子供達はみんな高校は工業か商業に行くのが当然で私のふたつ上の女の子がはじめ短大に進学して、その後を続くようにばらばらと大学進学する人が出始めました。
それまでは男の子でもどんな成績が良くても近くの工業高校に行くのがあたりまえで卒業後松下とか住友の「下請け」に入ったといって親が大喜びしていたのです。
時代がそうだったといえばそれまでですが「日給月給」の「下層庶民のつましい暮らし」が豊かになって消えてなくなったんかと言うとそんなことは無い。
「日給月給」が「フリーター」に言葉が変わっただけちがうんかなーといつも思う。
 
テレビ見てて思ったのは実家じたいは金持そうに見えた。そこは昔と違う。
どのこの実家も一軒家に住んでいた。北海道なのであまりに粗末な家だと凍えて死ぬからかもしれないがそれでもどの家も「インテリア」に凝った家だった。
お母さんたちも専業ぽかったし。
そこを見れば日本は全体に「底上げ」はしているんだと思う。
でも全員が「ホワイトカラー」と言うような国はありえないのでどこかでブルーカラーの人が出来てくるのはあたりまえというか仕方ないことだと思うねんなー。
 
そう言う人達を使い捨てにする社会ってどうなんだろ。
ブルーカラーを大切にしろとは言わないけどせめて人としてまともに扱ってやれよと思ったですよ。
こう言うときこそ左翼さんの出番ちがうの?(苦笑)
 
その肝心のライト左翼さんのテレビ見ての感想に一番がっかりしました。

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NHKスペシャル・「フリーター漂流」@転職板●2
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フリーター漂流言及ブログ集
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●参考資料
やがて悲しき期間工
http://www.geocities.co.jp/WallStreet-Bull/4868/kikankotop.html